ぽじえじ中延は、もうすぐ1周年を迎えます。
今日は、あるお客様をご紹介させて頂きます。
ある日、お客様のAさんから「朗読をさせてほしい」とご提案をいただきました。
Aさんにとってその本は、読むたびに涙を誘う素晴らしい本で、「ぜひ皆さんにも聴いてほしい」と願ってのことで、ご自宅で何度も練習を行なった上で臨んでくださいました。
それは、「ありがとう」の言葉の持つ崇高な響きが幾度も繰り返され、
その中で「ごめんなさい」よりも「ありがとう」と前向きに受け止める心の大切さを綴った小さな物語でした。
お客様お一人お一人がしみじみと想いに浸りながら聞き入ります。
読み終わると、『読んでくれてありがとう』とお客様から心温まる声がかかりました。すると、Aさんもまた『聴いてくれてありがとう』と。
私たちも自然と謙虚な気持ちにさせられる大変意義深いひとときとなりました。
ご自身の病気の実情やご家族の問題など、なかなか話しがたい悩み事を、お客様同士で相談し合っているのを見るにつけ、私たちも曲りなりにも一つの『居場所』を提供できているのかなと感じ、存在意義を噛みしめる今日この頃。
休むことなく通い続けてくださって『ありがとう』。
ぽじえじの発展を願っての叱咤激励『ありがとう』。
人生の一コマに関わることができて『ありがとう』。
感謝に溢れた中延はこれからも、心安らぎ、また活力を与えられる場所でありたいと願っています。
(ぽじえじ中延 横山)