こんにちは。採用担当の小川です。
先日のスタッフインタビューの続きです。
今回は、中延の看護師Hさんにお話を伺いました。
さて、どんなお話が出てくるでしょうか?!
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【Q】 仕事の流れを教えていただけますか?
朝は8時半の朝礼の後、他のスタッフがお迎えに出ている間にテーブルセッティング等の準備をします。お客様が見えたらバイタルチェックをしますが、ご挨拶の様子や顔色を見て、「今日の調子はどうかな?」とその日の健康状況も観察します。
3時間のサービスは、トレーニングを中心に、水分補給の休憩ですが、お客様がマシンをご利用になる際の介助やカウントの掛け声をかけるのも当番で廻ってきます。
サービスが終了後、他のスタッフが送りに出ている間に片づけや午後の準備をします。お昼を取って、午後のサービスも同様に始まります。夕方は17時半に終礼があります。
朝礼や終礼の時に、色々な情報共有があります。主にお客様の個別の情報です。ここは、全スタッフが心を一つにして、お客様個人に応じたサービスを、心をこめて提供しようと思う瞬間です。
施設長や介護スタッフと一緒に、お客様の心身機能のアセスメントと各自に合った日常生活の目標作りを行っていますので、それが実現できるように皆で相談しあいながら頑張っています。
【Q】 このお仕事でやりがいを感じる時はどういう時ですか?
朝いらした時は、歩行が少しおぼつかなかったり、立ち上がりが難かったお客様が、サービス終了後にはいつものように元気になって帰って行かれる姿を見る時ですね。
また、歩き方や立ち上がり方のポイントを観察して、「ここがこのようだったら歩けるのに、立ち上がりやすいのに、、」と思ってトレーニングした結果、効果が表れた時も「やった~!」という気分でとても嬉しくなります。
【Q】 仕事で難しさを感じたり、苦労していることはありますか?
最初の頃は看護と介護の仕事の違いに戸惑いました。あまり医療・看護の立場で接するとお客様から嫌がられることがあります。看護師としてつい、血圧が高いことや、体調が悪いことにこだわりすぎた時、不機嫌な表情をされたことがあります。
ここは病院ではないですからね。お客様は「ぽじえじ」に元気を貰いにいらしているので、病気の話や具合の悪い話はなさりたくないようです。ですので、ポジティブな話をするようにしています。
注意すべきことはしっかりと押さえなければいけませんが、ご本人の体調や様子を観察しながら、対応することが私の役割かと認識しています。
【Q】 看護師として気をつけていることは、他にありますか?
お客様が元気で安全に機能訓練をしていただけるように、日々の顔色や会話の様子などは常に注意をしてみています。
基本的には、熱のある方や体調の悪い方はお休みをされるのですが、それでも、いらした皆様の健康状況は観察して、何かのサインは見逃さないようにしています。
また、歩き方・立ち上がり方などのADLの変化なども看護の立場で見ています。介護職の観察と看護職の観察との連携があれば、ご高齢者にとってリスクヘッジになるのではないかと思っています。
あとは、お客様との信頼関係を築くこともとても大切だと思います。私はずっと透析看護師として仕事をしてきましたが、透析患者様の時も同様でした。慢性疾患の患者様には、「こうしましょうね」と話しかけても信頼を頂いていないと反応が悪かったりします。反対に信頼を頂いているとすごく仕事はやりやすい。同じことを感じます。
【Q】 お客様との触れ合いで忘れられないエピソードはありますか?
たくさんあってすぐには思い出せないのですが、そうですね、入職して10ヶ月経って、新人スタッフにマシンの扱い方等を教えていたら、お客様から、笑顔で「偉くなったわね!」って言われたことかな?!(笑)
お客様との会話も楽しいですね。でも、こちらから話題を探して提供するようにしています。中には周囲から勧められて嫌々見えている方もいるので、楽しんで過ごして頂けるよう工夫しています。その一方で、「ここは楽しい!」とか「楽しみに来ているよ」と言われる方もいらっしゃいます。色々なお客様がいらっしゃいます。
【Q】 ぽじえじに応募した理由は何でした? 元々介護やリハビリ等に興味がありましたか?
リハビリには特に興味はありませんでしたが、ご高齢者や介護のことを知りたいと思って飛び込みました。
でも「お試し」勤務の時は、医療と介護の違いに少し戸惑い、やっていけるか自信がなかったので、1日だけでは結論が出せず、お試し勤務の延長をさせてもらいました。
十分納得がいってから正式採用をお願いしたので、今は仕事は面白いですね!
(注:弊社では、「お試し勤務」の制度があり、実際に体験勤務をしてイメージ通りか、やっていけそうか?をお互いに感じてからご入職、というケースを取ることがあります)
【Q】 確かにHさんはお試し期間が長かったですね。迷いがあったのですか?
はい。医療と介護の違いの一つの例として、ここではカウントの掛け声等で大きな声を出さなければいけないのですが、最初はとても抵抗がありました。
というのは、透析の現場では大きな声や笑い声はご法度なのです。透析の患者様は静かに休んでいたいので、休んでいる他の患者様の迷惑にならないように、小さな声で話をする必要があります。でも、ここは元気に明るく大きな声で話したり、カウントの掛け声をかけなければいけない。大きな声を出すことに慣れていなかったので、慣れるまで時間がかかりました。
【Q】 でも今は大きな声も出せて、仕事も楽しいとのことで良かったです。今後に向けて何か抱負はありますか?
今は、片麻痺のお客様のリハビリの対処の仕方を習得したいです。今まで自分が知らなかったことがあり恥ずかしいです。リハビリ対応のプロの介護スタッフがいるので、そのスタッフの動きを見ながら、また教えて頂きながら、勉強したいと思っています。
他のスタッフとも良いチームワークでお仕事しているので、このまま楽しく続けていきたいですね。
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皆様、いかがでしたでしょうか。デイサービスの現場では、看護バリバリの臨床スキルを発揮する場面が正直ありませんが、それでも看護師しかできない役割があります。Hさんは、最初は医療と介護の違いに戸惑いながらも、ぽじえじでのやりがいや楽しさを見つけ、更には片麻痺のリハビリを勉強したい抱負を持ち、ポジティブ・エイジングならぬポジティブ・ワーキングで活躍中です。
趣味は山歩きや自然に触れることで、家にじっとしているよりは外に出てお花を見たりするのが好きだそうです。上の富士山の写真は数年前に行った八ヶ岳、下はちょうどこの週末に行ってきた白馬岳の写真です。気持ちの良いお天気と風景ですね!心が洗われます♪